コースの概要
Adobe InDesign(アドビ インデザイン)の使い方を3時間×4回のレッスンで学ぶ講座です。
印刷会社の研修部署であるバンフートレーニングスクールが実際の社員研修のカリキュラムをベースに作り上げた講座で、未経験の方でもしっかり基礎が身に付きます。
インデザインとは?
Adobe InDesignは、Adobe社が提供しているページレイアウトソフトで、以下のようなことが行えます。
- 効率良くパンフレット、カタログ、書籍等のページを管理
- 座標値(数字)を使った正確なレイアウト
- 日本語の細かい指定による美しい文字組
- 手軽な字数・行数の文字指定
- 色々な保存形式に書き出し
ページレイアウトソフトは他にありますが、圧倒的に利用者が多いのがインデザインです。イラストレーターやワードの代わりにインデザインでページ数のある冊子を作成したいユーザーが多く利用されてます。
レッスンの内容
インデザイン講座の4回のレッスンでは、それぞれ以下のような内容が学べます。
インデザイン入門
初回に受講していただく「入門」のレッスンでは、インデザインを初めて使う方向けに、このソフトで何ができるのか?のとっかかりを掴んでいただきます。 このレッスンで、誌面をレイアウトする方法を学んでいきます。
このレッスンでは以下のことが学べます。
- 新規ファイルの作り方
- 画面のズームとスクロール
- フレームの描画及びレイアウト方法
- 画像や文字の配置方法
- ファイルの保存
- 書体の設定方法
- 色の設定方法
- 2段組みの設定方法
- テキストの回り込み方法
- 配置画像のサイズ及び位置合わせ方法
インデザインの概要
インデザインの概要を説明し、誌面を構成する素材(画像・イラスト・文字)データの準備の仕方も説明します。
また、バージョンに関係なく、インデザインが得意としているところをご紹介します。
インデザインの画面を実際に操作しながら、ツールの使い方等を説明します。
インデザインの基本操作と保存
新規ドキュメントを作成する際の詳細な設定を説明します。
インデザインには画面上のガイド線が2種類あります。どのようなレイアウトをするかによって使い分けをします。インデザインはフレームと呼ばれるオブジェクトをレイアウトします。目的にあったフレームの作成方法を学びます。また、インデザイン旧バージョンとの互換性に関しても説明します。
属性の編集
文字の属性を変更し、見栄えの良いテキストにします。
描いたフレームやフレーム内テキストの着色方法を学びます。縁付き文字も簡単に作成できます。
画像をよけて文字が見えるようにする方法「回り込み」を学びます。
選択系ツールの使い分けと様々な画面表示
インデザインには選択系のツールが2つあります。どのような選択状態にするかによって使い分けます。
また、画面の品質をユーザーの好みで調整できます。表示モードを変更すること仕上がりの状態を確認することも出来ます。
インデザインA
「A」のレッスンでは、書籍や雑誌などを作成する上で必要なページに関する便利な機能や透明機能・表作成も学びます。
このレッスンでは以下のことが学べます。
- 親ページの設定
- 自動ページ番号の設定
- 見開きで始める方法
- 透明機能(ドロップシャドウ等)
- 表の作成と修正方法
- 様々なスタイルの登録方法と修正方法
親ページの設定
各ページに共通するページ番号等は親ページに設定します。
親ページを使って自動ページ番号の振り方やインデザインならではの連動した親ページの設定を学びます。
ページの増やし方、削除の方法も学びます。また、1ページ目から見開きの状態で作成する方法も説明します。
透明機能と表作成
透明機能を使用することにより、画像の周りをぼかしたり、透けた感じを出したりすることが可能です。また、ドロップシャドウという自然な影をつけることも簡単にできます。
インデザインは表作成や編集が楽にできます。エクセルの表をインデザインに配置することも可能です。配置後の編集の仕方等も学びます。
様々なスタイルの活用
ページ物を扱うと同じ属性を適用したいところが多々あります。そのような時にスタイル機能を利用すると楽に設定ができます。
また、適用後に修正があった場合も設定元を修正すれば、適用された文字は全て反映されます。インデザインには文字だけではなく、オブジェクト単位で適用されるスタイルもあります。
インデザインB
「B」のレッスンでは書籍等に便利なレイアウトグリッド(升目のガイド)を使用します。また、フレームグリッド(升目のテキストフレーム)を活用して字数・行数の指示の方法を学びます。
また、インデザインは日本語を美しく見せる詳細な指定ができますので、ここで集中的に学びます。
このレッスンでは以下のことが学べます。
- レイアウトグリッドとフレームグリッドの活用
- OpenTypeフォントの活用
- 詳細な日本語組版処理
- テキストのアウトライン作成
- コンポーザーの設定
- 合成フォント
レイアウトグリッドの活用方法
インデザインのガイド線に「レイアウトグリッド」というガイド線があります。作成する誌面指示が文字主体で「字数・行数」の指示がメインの場合、使用します。
長文のテキストをレイアウトグリッド(升目のガイド)に合わせて一度で挿入する方法を学びます。また、文字が入るフレームの使い分け方法も学びます。
フレームの活用
文章上に数式や特殊な記号等のオブジェクトを文字と同じように扱うことができる機能(インライングラフィック)を学びます。
また、インライングラフィックの機能を拡張したアンカー付きオブジェクトはテキストに連動してフレーム(インライングラフィック)が動いてくれます。
OpenTypeフォントの活用
OpenType フォントを適用すると人名用漢字等の難しい漢字を簡単に変換したり、複数の文字をひとまとめにすることが出来ます。
美しい日本語組版処理
インデザインでは文字に対して詳細な設定が可能です。
縦組みで半角英数を起こす「縦中横」や「ルビ機能」・「ぶら下がり機能」を学びます。「文字組みアキ量の設定」「コンポーザーの設定」を設定することで見栄えのよい文字組みができます。
また、フォントの組み合わせ「合成フォント」も学びます。
インデザインC
「C」のレッスンは、入稿データ作成時に必要な知識や完成したデータの管理の仕方を習得します。
このレッスンでは以下のことが学べます。
- 三つ折りの作成方法
- プリフライト機能・パッケージ機能
- リンク・フォントの問題解決方法
- ブック機能
- ファイルの書き出し
三つ折りの作成
インデザインではページごとの幅を変更することができるため、効率よく三つ折りのデータが作成できます。
入稿前の確認
印刷会社に入稿するデータが適正かどうかをチェックする「プリフライト」という機能があります。
また、パッケージという機能を使い、印刷会社に入稿するデータの作り方を印刷会社運営のスクールならではの視点で説明していきます。
リンク・フォントの警告への対処方法
問題のあるデータを開くと警告が表示されます。その際の対処方法を習得します。
ブック機能と目次機能
ページ数が多い冊子の場合、ファイルを分けます。それらのファイルを一括管理できるブック機能を学びます。
自動で目次を作成する機能も学びます。
ファイルの書き出し
目的に合わせてインデザインのデータを色々な保存形式に書き出すことが可能です。
目的に合わせて3つのPDFファイルを作成します。
レッスン受講の流れ
インデザイン講座では、最初の「インデザイン入門」を受講していただいた後は、A、B、Cはどの順序で受講していただいてもOKです。
などなど、入門を最初に受講された後はお好きな順序でご受講ください。
お申込み
インデザイン講座では、以下のいずれかのお申込みが可能です。
▽入門(最初の1回)のみ受講
4回のレッスンのうち、1回目のレッスンだけをご受講いただけます。
レッスンを気に入っていただき「残りも受けてみたい」と思っていただけた場合は、インデザイン講座(全4回)へ差額でご変更いただくことが可能です。
講座名 | インデザイン入門 |
---|---|
レッスン回数 | 1回 |
学習時間 | 3時間(3時間×1回) |
対応OS | Windows / Macintosh |
価格(税込) | 13,200円 |
▽インデザイン講座(全4回)を受講
「入門」「A」「B」「C」4つのレッスンを一通り受講していただける講座です。
4回のレッスン中、2レッスンは再受講で受けなおしていただくことが可能です。
→再受講について
講座名 | インデザイン講座 |
---|---|
レッスン回数 | 4回 |
学習時間 | 12時間(3時間×4回) |
対応OS | Windows / Macintosh |
価格(税込) | 49,500円 |
その他インデザインが学べるコース
インデザインと他の講座を組み合わせた料金お得なパックやコースをご用意いたしました。
DTPマスターコース
印刷デザインの3大ソフトであるイラストレーター、フォトショップ、インデザインがセットで学べるコースです。
このコースを修了することにより、ポスターやチラシといった「ペラ物」からカタログや書籍などの「ページ物」までの印刷物を一通り作成できるようになります。
→このコースに含まれる講座
- - イラストレーター講座
- - フォトショップ講座
- - イラストレーター&フォトショップ実践講座
- - インデザイン講座