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[CSS]擬似クラス4つ「:first-child」「:last-child」「:first-of-type」「:last-of-type」

ここ最近は、残暑も鳴りを潜めて気持ちのよい秋風を感じますね。少ししたら暑さがぶり返すんでしょうけれど…

私は秋が一番好きな季節なので、わくわくしています。

スタッフ「ほ」です。

さて、前回、前々回と擬似クラスをご紹介していますが、忘れちゃわないうちに、さらに畳み掛けていきます。

今回は、使い方が似ていることもあり、4つの擬似クラスを一気にご紹介していきます。

  • :first-child
  • :last-child
  • :first-of-type
  • :last-of-type

ひとつずつ見ていきましょう

:first-child 擬似クラス

:first-child擬似クラスは、一番最初の子要素が指定した要素だった場合に装飾を適用します。

文字にするとわかりづらいですねぇ…ひとつ例をあげましょう

【HTML】


<ul>
  <li>オレンジ</li>
  <li>バナナ</li>
  <li>ぶどう</li>
  <li>メロン</li>
</ul>

これをブラウザで確認すると、こんな感じです。

この中で「オレンジ」だけ装飾を加えたい場合に、今回の擬似クラスを使います。

【css】


li:first-child {
     color:orange;
     font-size:x-large;
}

ブラウザでの表示結果は以下のとおりです。

最初のli要素である「オレンジ」だけ装飾が適用されているのがわかると思います。

以前ご紹介した:nth-child擬似クラスを使って「li:nth-child(1)」と書くのと同じ意味になります。

:last-child 擬似クラス

上記のfirst-childに対して、こちらは最後の子要素に装飾を適用させるためのものです。

下記のようなシーンに使います。

【HTML】


<ul>
  <li><a href="#">オレンジ</a></li>
  <li><a href="#">バナナ</a></li>
  <li><a href="#">ぶどう</a></li>
  <li><a href="#">メロン</a></li>
</ul>

上記のリストを横並びのナビゲーションに仕上げます。

【css】


li {
     width:6em;
     float:left;
     list-style-type:none;
}
li a {
     display:block;
     text-align:center;
     line-height:2;
}

ここまでで、ブラウザの表示は以下のようになるはずです。

ここに区切り線をつけたい場合、

上記のa要素に右ボーダーを指定します。

【css】


li {
     width:6em;
     float:left;
     list-style-type:none;
}
li a {
     display:block;
     text-align:center;
     line-height:2;
     border-right:1px solid #000;
}

ブラウザでは、こうなります。

区切り線が入りましたが、最後のメロンの右側には線がいらない!となった場合…

ここで:last-childが活躍します。

【css】


li a {
     display:block;
     width:6em;
     text-align:center;
     line-height:2;
     float:left;
     border-right:1px solid #000;
}

li:last-child a {
     border-right:none;
}

この命令を追加することで、最後のli要素に入っているa要素だけボーダーを除去することができます。

結果

覚えるとかなり重宝する擬似クラスです。

:first-of-type 擬似クラス

上記のfirst-childに似ているのですが、これはnth-childnth-of-typeの違いと同じで「ほかの子要素もカウント対象にするか?」の部分です。

たとえば、

【HTML】


<div id="content">
  <h2>見出し</h2>
  <p>リード文リード文リード文リード文</p>
  <p>本文テキスト本文テキスト本文テキスト</p>
  <p>本文テキスト本文テキスト本文テキスト</p>
  <p>本文テキスト本文テキスト本文テキスト</p>
</div>

というソースがあったとして、「リード文だけ色を変えたい」という希望があったとしましょう。

そこでCSSで下記のような設定を行い…

【css】


#content p:first-child {
     color:red;
}

ブラウザでプレビューしてみても、何も起きません。

これは、div#contentの中にある最初の子要素がp要素ではなく、h2要素であるためです。

p:first-childは、あくまでも「最初の子要素がp要素だった場合のみ」装飾が適用されるのです。

p要素だけをカウントして、その中で最初のp要素だけに装飾を適用するのに使うのがfirst-of-typeです。

【css】


#content p:first-of-type {
     color:red;
}

このように記述することでリード文にうまく装飾を適用することができます。

nth-of-typeを利用して「#content p:nth-of-type(1)」と書いても同じことができます。

:last-of-type 擬似クラス

first-of-typeの「最後」版です。

p:first-of-typeは、「数あるp要素の中でも最初のp要素のみ」に装飾を適用させるものでした。

となれば、p:last-of-typeは「数あるp要素の中でも最後のp要素のみ」に適用されるものになります。

と、長くなりましたが今日はこのあたりにしておきます。

まぁ、nth-childnth-of-typeがわかっていれば、そちらで対応ができるわけですが、last-childとlast-of-typeは、結構使い勝手がいいので、ぜひ試していただきたいです。

上手に使えればHTMLから余計なクラスやIDがはずせるはずです。


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スタッフ 「ほ」

ホームページ制作講座、イラストレーター講座、フォトショップ講座を担当しています。カップヌードルはシーフード派。 Webクリエイター能力認定試験 認定インストラクター

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